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大学終わりにその足で向かうのは、病院。
今日は週に一度の、リハビリの日。
亮平は頑張りすぎてしまうから、リハビリをした次の日は、体調を崩しがちに。
頑張るのはいいことだけど、頑張りすぎないでほしい。
今日も無事にリハビリを終え、電車を待つ駅で額の汗を拭う。
水筒を開けて手渡すと、亮平はありがとう、と呟く。
顔が少し赤くなっているから、心配だな。
帰ったら夜ごはんまでの間、ゆっくりしていてもらおう。
家に着き手洗いやうがいを済ませた後、部屋に移動。
いつもなら自分で移動できるんだけど、今日は手に力が入らないみたいで。
前に向いて転げそうになったところを、軽く受け止めた。
「……ごめん、」
『ううん。夜ごはんまでまだ時間あるし、ゆっくりしていて？』
「…うん、ごめん、」
『大丈夫、』
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作者名：はるけいとつ | 作成日時：2023年7月5日 18時
