めめの妹５ (ページ21)

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ドラマページ21

ー向井康二ー

佐久間「ねぇ、康二。ほんと、落ち着かないじゃん…」

向井「そーゆー、さっくんやって、めちゃくちゃ落ち着いてないってぇ」

そんな会話をしながら皆はふふふ。と笑う。

宮舘「はい、ご飯。Aの女優デビュー記念に今日はローストビーフと、唐揚げとお寿司です」

そう、いよいよスペシャルドラマの日やねん。
もう、そんなん。落ち着かへんに決まってるやん

美味しいご飯も食べてお風呂も入って録画の準備もして早速テレビをつける。

ードラマー

山下「涼菜ちゃん…やっぱり不安だよね？寝てたらもう元気になってるから」

涼菜「でも…怖いんだもん…。やっぱりお家かえる…ママに会いたいぃ…」

山下「ごめんねぇ、ちょっと寝てみようか…」

涼菜「っ…ねむ…く…ないのっ…」

俺はドラマを見ながら大号泣。
チラッと周りを見たら…

うぇ？
みんな大号泣なん。

てか、演技うまない？ほんま小さい女優さんやで

涼菜「ねむ…く…な…スースー」

山下「大丈夫…すぐに元気になれるから…
準備だけお願いします」

簡単に言えば…病気の涼菜と医者の物語。

あっという間に2時間が経過してドラマはエンドロールを迎える。

目黒「はぁ…結構感動した…」

渡辺「いや、初めての演技？ほんとに？めっちゃ普通に子役だったんだけど。てか、内容がさ…やばいわこれ」

佐久間「いや、本当に上手なんだけど…。内容も雪コロコロンに似てたんだけど」

深澤「いやぁ、これは感動だわ」

ラウール「Aお仕事頑張ったねぇー」

宮舘「これほんと、DVDならないかな？」

岩本「いやぁ、これ、俺毎日見ながら腕立て伏せするわ」

阿部「涼菜ちゃんがさ、Aってのが感動だしなにより、Aなんだけど、涼菜って子になってるから…ほんと、感動」

いやいや、まってーや、なんで皆んなそんなに普通に感動できんの？

岩本「え？康二大号泣じゃん」

向井「せやかて…皆んなだって…泣いたやん。初めての演技で…こんだけできて…ほんまに泣ける内容で…あかんわもう…」

そう言いながら全員でAを強く抱きしめる。

目黒「A？また、こーやってドラマに出てくださいって言われたらドラマ出たい？」

A「んーとね？楽しいから…もっと」

Aが楽しめたことがほんまに、何より嬉しい。

この放送は話題になり、Aも相当楽しかったのか家ではしばらく演技の日が続いた。
初めてのドラマ、ほんまによー頑張ったな。