手の安心感 ページ26
静かに病室を開けるとAちゃんは起きてベットに座り小さくなっていた。
ラウール「おはよう。お尻の検査頑張ったんだね、偉かったね。ラウールにお熱とか測らせてね」
と、声をかけて体温計を挟む。
手に触れただけで、感じるのはあまりにも高い体温
ラウール「39.9かぁ…あつあつさんだねぇ。痛いところない？」
優しく優しく声をかけると両手をいっぱい伸ばしてきた。
不安になっちゃうよね…
怖いよね…
しんどいよね…
たくさん沢山…痛いよね…
大丈夫…気持ちわかるよ
頑張れてるよ。
その思いを込めて管などに気をつけて抱っこしてあげる
深澤「お、あれ？起きてた？」
ふと後ろから声がして振り返れば深澤がいた。
ラウール「39.9でさ…どこか痛い？って聞いてもあんまり反応なくて、両手伸ばしてきたから」
そう言うと
深澤「あー、熱高いねぇ。でも食中毒でしょ？座薬も使えないし…今は寄り添うしかないかな…不安になったのかもなぁ…」
と、優しくAちゃんに話しかけていた。
この安心感…ほんと凄いや…
ラウール「寝たら…仕事戻るから…」
咄嗟に出た言葉がそれだった
深澤「んー？ラウは仕事してんじゃん。Aちゃんに寄り添ってあげて。ラウールの大きくて暖かい手だからAちゃんも安心できてんだよー」
なんて言って深澤は病室から出ていった。
抱っこして1時間。
深い眠りなのを確認してベットに寝かせ冷えピタを変えてあげる。
真っ赤な顔で辛そうなAちゃんの頭を早く良くなりますようにと願いを込めトントンし、病室を後にした。
そして、俺はナースステーションに戻り…
ラウール「佐久間くん…。仕事忙しいのは分かるけど少しだけ休憩させて欲しい」
と、頼み込んだ。
佐久間「およ？ラウどったのー？ゆっくり休憩しな？」
と、優しく微笑む佐久間。
ラウール「何かあれば呼んで」
と声をかけ俺は資料室に向かった。
寄り添う看護、治療だけじゃなく心にも寄り添える看護
そのあり方をもう一度確認したかった。
資料室にある、テキスト
それが答えの全てじゃないけど…
ただただ学びたくて…
時間を貰った。
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Da cchi(プロフ) - ふっか大好きさん» こんにちわ。お待たせして申し訳ありませんでした。嬉しかったと言って頂き幸せです。今後とも楽しんでいただければと思ってます。この度は、リクエスト。本当にありがとうございました。いつでもリクエストお待ちしております。 (5月11日 14時) (
レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
ふっか大好き - こんにちわ。リクエストに応えて頂きありがとうございました。思った以上の出来で、とても嬉しかったです。有難うございました。 (5月11日 14時) (レス) id: f487b5558c (このIDを非表示/違反報告)
Da cchi(プロフ) - ふっか大好きさん» こんばんわ。詳しく言って頂き、ありがとうございます。構成をねってから投稿致しますので少しの間お待ちいただけますでしょうか？もちろん、喜んで書かせて頂きます (5月7日 19時) (レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
ふっか大好き - すみません。続きです。寝る頃には40℃近くまであがり、深澤先生の指示で点滴に解熱薬を入れて下げる指示を受けます。夜中になっても下がらず、深澤先生が主が嫌がる座薬を入れて、朝方から徐々に熱が下がってくる。と言うのでお願いします。駄目でしたら言って下さい (5月7日 18時) (レス) id: f487b5558c (このIDを非表示/違反報告)
ふっか大好き - こんばんわ。お昼寝後の病棟回診で、主が微熱であることに気づいた、日勤の佐久間君が渡辺先生に連絡。渡辺先生からの治療指示を受けて動き、夜勤の阿部ちゃんと深澤先生に引継ぎ、夕食辺りから、徐々に熱が上がっていきます。 (5月7日 18時) (レス) id: f487b5558c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Da cchi | 作成日時：2024年2月3日 18時
