雪の王子様【男主】 (ページ11)

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深澤 side

ラウールがミスするなんて珍しい

目黒蓮
「ラウール、どうした？お前がミスなんて珍しいじゃん」

渡辺翔太
「俺ならまだしも…」

ラウール
「ごめ…「真都、ごめん！」」

と那月がラウールにそう言った

なんで那月が謝るのかそう問おうとした時

九条那月
「っ！！いっ…たぁ…」

「那月！！！」

突然、那月が胸元をギュッと握りしめてしゃがみ込んだ

岩本照
「那月、大丈夫か！？」

九条那月
「ごめ…大丈夫…っ」

いや、どう見ても大丈夫じゃないだろ

宮舘涼太
「那月、ちょっとごめんね！！」

舘さんが那月を抱えて廊下を走り、控え室の扉を勢いよく開けソファにそのまま寝かす

岩本照
「那月、薬は？」

九条那月
「ﾊｧｯ…っっ！！」

ラウール
「那月くん、バッグの中みるよ？」

さすがは同期

那月のバッグの中からたくさんの錠剤が入った透明のケースを取り出したラウールは慣れた手つきでその中から1錠薬を取って那月の口に入れた

「あ、水！！」

ラウール
「ううん、これ水いらない」

そっ…か…

九条那月
「ﾊｧー…ﾊｧー…ふぅ…」

佐久間大介
「なっちゃん落ち着いた？」

九条那月
「すいま…せん…大丈夫…」

ラウール
「那月くん、ごめんね？」

九条那月
「ううん、真都は…なんも悪くない…俺が…体調悪いの…気づいてて…気が散ったよね、ごめん…」

岩本照
「なぁ、那月！いつも言ってるよな？倒れる前に言えって」

九条那月
「すいません…」

岩本照
「誰も迷惑なんて思わねぇし、言ってくれたら振りだって変えれるんだからさ！」

そうだよ、もっと頼っていいんだよ？