5にん 22

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マリside

失敗しちゃった…ハンバーグ作ってる時にね、お腹空いたなぁって。お肉美味しそうだな〜って思っちゃって、生のお肉何回か食べたの。健人くんが見てない隙にね。

で、お散歩って言うからボートかなぁってワクワクして一緒に来たのに、歩いてたらお腹痛くなって来ちゃった。めっちゃ痛いの！！もう我慢できない！！出ちゃう〜！！

健人くんに急に抱っこされて茂みにしゃがまされたらすぐ出ちゃった
「まだ出る？」
「ん〜」
「帰ろうね。ちょっとお尻拭くよ？」

ティッシュで拭かれて、服着ようとしたらね、パンツについてる〜！！
「けっとくん…パンツある？」
「え、着いてる？」
「…ん」
「ないから、タオル中に敷くよ。ちょっと気持ち悪いけどマシでしょ」

それでタオル付きのパンツ履いたけど、ゴワゴワしてヤダァ…
「嫌だね。抱っこしよっか」
「ぅ〜ん」
甘えて手伸ばしたらすぐ抱き上げてくれて、そのまま優しく背中撫でてもらいながら帰った。

「よいしょ。一旦トイレ行っといで。大丈夫だから」
「んっ…ぐすんっ」
分かんないけど悔しくて涙が出ちゃって、慌ててトイレ行った。

でもさっきのでスッキリしちゃってもう大丈夫。お腹も痛くないし。
ガチャ
「大丈夫そう？着替えよっか」
「ん！」

着替え用意してくれてたから、着せてもらってホッとした。お腹痛かった〜絶対お肉のせいだっ！もう！
「健人くんのバカァ〜なんでお手伝いさせたのよぉ」
「は？したいって言ったんじゃん」
「ん〜そのせいでお腹痛くなったんだからねぇ？もぉ絶対しないもん」

「ん…？そのせい？」
「そぉだよぉ！お肉ったべたからお腹痛くなったぁー」
「…はぁ。そういうことなの？てか生肉食べちゃダメなんてわかってたでしょ？」
あれ…！さっきまで優しくお腹撫でてくれてたのに、手が止まって怖い顔になってる？

「やっ、ちがっ、やっぱなんでもないっ」
「なんでもないじゃないよ。生肉なんてなんで食べたの？」
「違うの〜やだぁ〜」
だって手が！！健人くんの手がお尻に伸びてるっ！危ない〜

「俺に隠れて食べるってことは悪いってわかってただろ。ほんっと！お腹痛くなって自業自得だぞ。もう二度とすんな」
パアァァァン！！
「いったぁぃ！！」
「反省しなさい。ほんとにもう！」

服の上からだったけどすんごい強かったもん！！お尻痛くなったぁ！！ハンバーグ美味しかったけど、ずっと言われたし…生肉より焼いた方が美味しいだろって…失敗しちゃっただけだもんっ

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