5にん 22

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聡side

風磨くんの病院、マリと全力で走って行ったらね、勝利より先だった！！
「おいで。早かったね」
「うん！ふーまくんありがと！健人くん話ししてくれたっ」
「うん。てか、勝利来ちゃうから2人とも布団の中おいで？」

言ってくれてすぐ、マリと競うみたいに風磨くんのベッド入ったら涙が出ちゃった。だってしばらく誰かに抱きしめてもらったり抱っこしてもらったりなかったから…背中優しく撫でてもらって。でも、勝利から前に帰りなって言われた。

それで、マリとどんなお仕置きでも絶対最後まで受けようねって約束して待ってた。夜ご飯食べて、いよいよリビングで正座してたら、食器洗い終わった健人くんが来た。

「2人とも、自分のしたこと話しなさい」
「んっ…風磨くんのこと階段の上から脅かしたっ」
「僕も…」
「悪いことってわかるな？たまたま運が良かったから元気だけど、死んでたかもしれないんだぞ？危ないんだ」
「ぅん、ごめんなさい」
「もぉしないっ！ごめんなさいっ」

しばらくお説教されて、でも後悔も反省も十分してたからずっと素直に返事してた。
「よし、じゃあ今日はお尻100回ずつ。マリから。聡は下脱いでマリが終わるまで壁向いて立ってなさい」
「んっ」
「んじゃなくて」
「はぃ」

これ以上怒らせたくなくて、すぐ脱いで立った。でも音がっ！怖くて！マリは号泣だし、いつも以上に強い平手だってわかるし、、
パアァァァァン！パアァァァァン！パアァァァァン！
「うぎゃあぁぁぁぁ！！！」

「マリは聡終わるまでここ入ってなさい」
嘘でしょ？！こんな厳しいお仕置きの後なのに甘やかし一切なしで、そのまま健人くんが号泣のマリのこと、リビングのクローゼットに押し込んだの。びっくりした…

「うわあぁぁぁぁん！！！いだいー！！！」
「聡、おいで」
あんな厳しい音聞いて、マリの叫び声聞いてたら足がすくむっ…怖すぎてなかなか行かないでいたら、言われた。

「200にされたいの？」
「いやっ！」
慌てて頭ブンブン振って膝乗る。いやだっ…いやだけどっ…

パアァァァァン！
「ひぃ？！！！」
メッッチャ痛い！！強すぎる！！
パアァァァァン！パアァァァァン！パアァァァァン！
「うわあぁぁぁぁ？！！！」

最初は我慢しようと思ったけど全然無理で、号泣して叫んでた。痛すぎるっ！！
パアァァァァン！
「よし。これで100。聡はマリのこと慰めなさい。勝利のお迎え行ってくる」
「ひぐぅっ…ひっぐぅ…うぇっ」

できない…できないよっ！

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